デクレ学とは少し趣向を変えて、今回は『PRISM Break』というサイトを紹介します。
まずはPRISMというプログラムについて簡単な説明と、どんな物が掲載されているのか紹介していきます。
PRISMとは
PRISM(正式名称: US-984XN)という名称については、『スノーデン』という映画にもなったので、ご存知の方もいるのではないでしょうか。
- 簡単に言うと: 元NSAのエドワード・スノーデンが告発した、広範囲な電子データ収集(監視)プログラムの事です。テロ対策を名目に、世界中の通信を監視を行っていました。
- 誰が関与していた?: GAFAMなどの大手IT企業がデータを直接収集し、個人のメール、チャット、ビデオ通話、写真、ファイル転送などのデータを引き出していたとされています。
- PRISMだけではない: 大量監視プログラムというのはPRISMに限った話ではなく、PRISMと同時に告発されたXKeyscoreやTemporaという存在も確認されています。
こうして見ると氷山の一角に思えてきませんか?
PRISM Breakとは?
そんな政府や企業からの大量監視に対抗する為のツールを紹介しているサイトがPRISM Breakです。
その種類はスマートフォン向け、PC向け、ルータ、サーバまで多岐に渡ります。

各プラットフォームのページに進んでいくと、プロプライエタリ(企業によるクローズドソースのプログラム)とそれに対する対抗策として代替案が提示されます。一例として紹介します。
メーラー

ウェブブラウザ

ファイナンスとして、Moneroもここで紹介されています。

GmailやChrome(Google)、Outlook、Edge(Microsoft)、Yahoo!などはPRISMの資料にも名指しで書かれていた企業達です。
サイファーパンクとの関係性
タイトルにもあるサイファーパンクとの関係性に、Moneroが出てきた所で既にピンと来た方もいるでしょう。
こちらのサイトで紹介されている通信やプライバシーを守るプログラム群は全てFOSS(フリーかつオープンソース)
つまり、誰もが利用可能で検証可能なものです。
お金のやり取りもプライバシーの一部です。
だからこそ、MoneroやDecredを始めとした暗号資産やブロックチェーンにも繋がってくる訳です。
まとめ
まずは小さな一歩から
普段使っているサービスを『PRISM Break』で紹介されている物だけに置き換えるのは簡単な事ではありません。
中には中上級者向けのソフトウェアもありますし、Windows、Mac、iOS、AndroidといったOSやChromeもGmailといったサービスも全て使えなくなります。
しかし、無料で便利なサービスというのはプライバシーとのトレードオフであるというマインドは大事です。
まずは検索エンジンやブラウザプラグインを変えてみるところから始めてみるのもいいと思います。
MoneroやDecredといった暗号資産を持つことも選択肢の一つですね。

